モバイルバッテリーシェアリング=スマホ充電器のレンタルサービス。
私が初めてそれを見たのは数年前、オフィス近くにあるコンビニだったと思います。
使い方もよくわからないし、一体誰がこんなものを使うんだろう?
そんな第一印象でした。
しかし今ではユーザーが激増し都心では日々当たり前のように使われています。
車より電車で動くことの多い都会ならではの現象と言える部分もあるのかもしれません。
私が生活する仙台ではまだそこまで普及しているとは言えませんが、着実に認知度は上がっていると感じます。
何でもそうですが、結局のところ需要があっても認識されていなければそのサービスは使われません。
ところが、認知度が上がると急激に使われるようになります。
仙台には伊達バイクというサービスがあります。
仙台市が主体となっている事業で電動自転車のシェアリングサービスです。
開始して間もない頃は知っている人だけがちょこちょこ使う程度でした。
しかし今では利用者が増え、借りたり返したりできるスポットも増え、台数もかなり増えました。
街中を走る営業マンと見られる利用者もよく目にします。
やはり、認知度の上昇とともに利用数は急激に増えるのだと実感した次第です。
レンタルモバイルバッテリーのユーザーも同じ曲線を辿ると確信しています。
- モバイルバッテリーを持ち歩く
- コンセントカフェで充電する
- お店や誰かに頼み込んで充電させてもらう
そしてここからは絶対にやってはいけないことですが
- どこかのトイレで充電する
- 許可されていないコンセントを黙って借りる
- 何らかのレンタルスペースを借りてどさくさで充電する
後半は書くのも憚られるような内容ですが、実際お店を運営されている方からお聞きしたお悩みです。
トイレに関してはウォシュレットのコンセントが抜かれたりしていることから推定されることとのこと。
その良し悪しについては述べるまでもありませんが、いわゆる電気泥棒状態ですね。
しかし、その現状から客観的に見えてくることは、やはりスマホの充電は誰にとってもそれだけ重要ということ。
その問題を健全に解決しながら、さらにお店の商売にも貢献できるのがこのモバイルバッテリーシェアリングだと思うのです。
誰も好き好んでお店のトイレにこもって充電したい人などいないと思うのは私だけでしょうか?
単純に充電できるスポットが少なく、認知も低いために普及していないだけです。
ちなみに東京をはじめとする都心では充電器を持ち歩くという概念がもうだいぶ薄れています。
持ち歩かなくても多くの場所で必要な時に必要な分だけ借りられるからです。
ユーザーはアプリでそのスポットを検索します。
ここで重要なポイントです。
どこかでモバイルバッテリーを借りた人がいるとします。
もちろんレンタルですから、原則として返却する必要があります。
そしてその人はどこかのお店を探しているとします。
居酒屋さんとしましょう。
行きたいお店が2店に絞られたとき、片方のお店はそのモバイルバッテリーを返却でき、もう一方のお店はできないお店だとします。
どちらのお店にいくでしょうか?
ということです。
通常はGoogleや食べログ、ぐるなびなどでお店を探すのでしょうが、モバイルバッテリーシェアリングが普及するとそこにも変化が訪れます。
そういう意味で、このHESTA CHARGEも人とお店をつなぐプラットフォームのひとつになります。
私は全国チェーン店さんではなく、地元のお店でHESTA CHARGEアプリに出てくるお店を溢れさせたい。
地元の人がHESTA CHARGEがなければ知らなかったかもしれない地元のお店とつながる。
そして常連さんになっていく。
たかが充電器ですが、そんな地元の人同士のつながりをつくっていけたら素晴らしいのではないかと。
そんな夢を持って日々活動しています。
コメント